2014年10月11日土曜日

大変なお仕事


普段、NPO以外の仕事として、個人ではスクールカウンセラーとして中学校に勤務している。
最近は、高校へ出向いてカウンセリングを行うケースも増えた。
それに、案件の内容が重たいものが増えてきたように感じている。

好きで始めた仕事だけれど、それでもやっぱり疲れはたまるものである。

先日、3歳の娘が「お母さん、爪切って!」と言うので、
娘が投げ出した足に顔を近づけて、足の爪を切っていた。
すると、娘はかがんで爪を切る私の背中をポンポンとやさしくたたきながらこう言った。

「大変なお仕事ね」

その言葉の響きが私には深くしみわたるように聞こえた。
もちろん、足の爪を切っていることを指して言っているわけではないようだ。
しかし、3歳の娘がどこまで言葉の意味がわかって言っているのかは、私にもわからない。
おそらく、保育所で誰か私の仕事内容を知っている人が、娘にそう言ったのかもしれない。
「○○ちゃんのお母さんは、大変なお仕事してるね」というようなことを言ったのだろうか?

しかし、他の誰に言われるより、娘のその言葉は私の心にしみわたった。

大変って、どういうことだろう?
学校の先生だって、病院のお医者さんだって、農家さんだって、みんな大変な仕事をしている。
私から見れば、農業なんてとんでもなく大変な仕事に思える。

ふと思った。
私は、自分の仕事を大変だと思ったことは、これまでに1度もない。
疲れることは多いし、腹が立つことだってある。
でも、大変だと思ったことはなかった。


ただ、この仕事についてわかったことがある。
心理の現場も、教育の現場も、思った以上に命がかかっているということ。
子どもたちのSOSサインを見逃してしまうと、取り返しのつかないことになる場合があるということ。

だから、いつも「後でいいや」はない。
いつもいつも、「今やらなきゃいけない」と思っている。
一瞬、手をうつのが遅れたことで、命に関わるようなことがあったら……と思うと、
居てもたってもいられなくなる。

一方で、支援者が疲れていてはいけないとも思う。
疲労は、サインを見落とし、判断を誤る。


支援者とは、どういう日常を送っていれば枯渇することなく現場にたてるのか?
最近、とてもよく思うことです。




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