2017年3月15日水曜日

上五島制服バンクよりお知らせ

高校生は卒業式を迎え、
今はつかの間の充電中?でしょうか?
ちらほら若葉マークをつけた車が島の中を走るようになりました。


中学生は今日、15日が卒業式でした。
よく晴れたうららかな春の空のもと、
それぞれの新しい進路へ向かって出発ですね!

明日、16日は県立高校の合格発表。
進路が一気に決まります。

そんな中、
上五島制服バンクはお問い合わせが増える時期になっています。
少しずつ浸透してきてくださったようです。
ありがたいことです!

今年度は
中五島高校の母の会様と連携して活動を始めました。
寄付の窓口等を引き受けてくださっています。
この活動に理解してくださり、
アドバイスしてくださった方々、
ご尽力くださった方々、ありがとうございます!


チラシは県民ボランティア基金の助成を受け、
一新いたしました。
いいデザインで、仕組みがわかりやすいです。
今は島内でご協力をいただき、あちこちにチラシを配っている最中です。


もし、ご不要の学用品がある場合にはお問合せ下さいませ。
島内であれば受け取りに参ります。


物を大事にする暮らしの知恵の中から
島のためにできることを一緒にやっていきませんか?

新上五島町って子育てしやすいじゃないとか、
ちょっとした時に使えて助かった!
という
支えあいを形にしていければと思っています。



これから満ちて開こうという時の椿の花です。
卒業を迎え、新しい旅立ちのお子さんのようです。


たまごっこ学習会 人気の学習グッズ

徐々に日がのびてきて、ぽかぽかと温かい日も増えてきました!

さて、今回は人気の学習グッズをご紹介します。
学習会、というとそれだけで
「ええ~ 苦手な勉強なんでしないといけないの!」っていうお子さんもいます。
あとは、切り替えしたかったり、
雑談をしたかったり、
机に向かって学習するのが難しいお子さんだったり、
実は書字がうまくいかなかったり……

まあそんな時に
導入だったり
気分転換だったり
あとはそのために自分で勉強をしたり、
うちの学習会では人気の学習グッズです。

漢字カードです。
これは部首だけでできているので、それを組み合わせて使います。

漢字は書き取りをたくさんして覚えるもの、という意識が強いですが、
ここでの学習支援における漢字へのアプローチは以下の4つです。
・読み
・書き
・意味
・文脈の中で利用できる(熟語や単語として)

二人以上で取り組めばゲーム性も高くなります。
一人でやれば自分の記憶を確認できます。
こちらの投げかけも、その子によって変えていけます。

というわけで最近の取組みをご覧ください。
2人とも小学生です。

たくさん漢字を作りたくて、「カードないやつでも書いてみる?」と声をかけたら「そうする!」と言われたので、こうなってます。途中からは常用漢字表の中から見つけたものを写しています。

「これ、見たことあるよ」と教えてくれたり、「こんな漢字あったかなぁ?」と尋ねにきたりしながら、作ったものです。
ここから例えば、
・音読みができること
・訓読みができる(送り仮名を含めて)こと
・部首が言えること
・熟語が出てくること
・気になったら漢和辞典・漢字辞書(常備しています)を引くこと
・漢字の成り立ちを知ること
へとアプローチしています。

この時間は、他にことわざ等も飛び交っていました。
連想していろんな既習の知識を出し合っては、
「何それ?」
「知らない!」
となったところに、知っている誰かが
「こうじゃない?」と意味を伝えたり
「じゃあ辞書引いてみれば?」と伝えたりしています。

学習もなんか楽しくてまたやりたくなっちゃう!
っていう経験が積み重なっていくといいなぁと思います。

では。
「『はげぱんまん』っていう名前だよ」と言って子どもが残していきました。

この学習会は「子供の未来応援基金」によって助成を受け、実施しています。
ご興味を持たれた方、詳細はHPをどうぞ。
http://www.kodomohinkon.go.jp


2017年3月13日月曜日

たまごっこ学習会 白地図で勉強の回

この前のたまごっこ学習会は、
ちょっと緊張感がありました!

というのも、
お子さんと一緒に「県庁所在地クイズ」をやったからです。


最初に白地図で都道府県名と県庁所在地が書いてあるものを使って、
自分の今の状態を把握します。

たとえば、間違いやすいところを確認しあいます。
「群馬県の県庁所在地があぶなかったわー」
「島根と鳥取って、たまに迷うよね。どうやって覚えようか」
「四国ってさー、高知大きいよねぇ」
とやり取りを重ねつつ、
いろいろ言い合って他の人の覚え方を参考にしたり、教えあったりします。

ちなみに、島根と鳥取の位置がはっきりしないというので、
地図上でおさらい。

あるスタッフは
・島根は山口の右隣。
・島根には宍道湖がある。(=地図に湖がある)
・鳥取は島根の右隣。
と位置情報をメインに伝えていました。
字が読めて書けるからですね。

そこに、
・広の北が
という位置情報と文字情報が偶然一致しているのを使って、
フォローする別のスタッフがいました。

他にも、
県庁所在地と県名が一致しないときには、
県名と県庁所在地が同じところを確認します。
それから
違うところを確認しています。

あるいは、共通点を上げてまとめたりしますね。
・海なし県
・九州地方
といったように全体の情報を分割して提供します。

そういうことをしながら、
その子が「都道府県クイズしたい」と言ったのを変えて、
ちょっとゲーム性を取り入れて確認することにしました。
クイズをするには情報量が必要なのですが、
県庁所在地と都道府県名だけ覚えている状態だったので、
各自で全部の県庁所在地と都道府県名を言って、
地図を完璧に仕上げることを目標にします。

そうすると、お互いの弱みと強みを報告しあって、カバーする形が生まれます。
相手の情報を受け取って、分析するというという練習にもなります。

今回は順番に
白地図の都道府県を一つずつ選び、
「ここは○○県で県庁所在は○○です!」と言って、
紙に漢字を書き入れます。


スタッフが意識して仕掛けていたのは、
・知識を共有して楽しめること
・本人の弱みを伝えられるような形を作ったこと
・お互いの覚えてない所をカバーできること
・漢字の書きについては時間をとって待ったこと
です。

例えば、この時に「もっと字をきれいにかきなさい」等と言うとゲーム性の楽しみも落ちてしまいます。
また、こういう形で確認する時間をとることで、
「これ、覚えてないかも」と言いやすくなります。

勝負でもないので、
感じるのは多少のプレッシャーのみです。
それも、事前にある程度はおさらいできているので、
やろうかなという気持ちにもなりやすいです。


こうして、
3回目にしてやっと全員でパーフェクトを達成したのでした。
よかったよかった!

がんばったスタッフ。お疲れ様です。
この学習会は「子供の未来応援基金」によって助成を受け、実施しています。
ご興味を持たれた方、詳細はHPをどうぞ。
http://www.kodomohinkon.go.jp


2017年3月12日日曜日

子どもの未来応援基金「たまごっこ学習会」のきっかけ

お久しぶりです。
タマです。

小学生から高校生を対象にした、たまごっこ学習会というのを12月から始めています。

これは、国の子どもの未来応援プロジェクトの一つ、未来応援ネットワーク事業に採択されて実施しています。
新上五島町内、5地区で実施中です。
内閣府の助成金事業が採択されたので、学習会をしています。
有川・北魚目・新上五島・奈良尾・若松を月2回ずつ回ります。

「たまごっこ学習会」の名前は、
以前委託を受けた県の事業でつけてもらった名前です!
困っているお子さんに、
学校外での学習の場を増やす学習支援を行っていきます。

もともと学校の外で学習の場を増やすというのは
居場所支援の一つの方法でもあります。
誰かとの関係性が増える可能性があることで
心の置き所が増えるからです。
人間関係の網の目を増やしていくようなイメージです。

そして、学習支援ではお子さんの困っていることの原因が少しでもわかって、
それに基づいたアプローチを行って、
困っている感じが減ること。
それは学習活動で「できた!」「わかった!」「もっとやりたい!」と思える時間を作ることです。
そうした学校外の学習支援活動と、居場所作りを兼ねて実施している事業なのです。

今回は手始めに、始めるきっかけについて説明します。

きっかけは、この調査です。
長崎県で行われた「特別な教育的支援が必要な児童生徒に対する 実態調査の結果について」です。
これは平成27年11月に行われた長崎県内の小・中・高等学校の通常学級に在籍する児童生徒及び、高等学校が対象です。
「各担任等が指導するなかで、学習面、行動面、対人関係やこだわりに おいて「特別な教育的支援が必要」と思われる児童生徒」は小学校の平均で10.5%、中学校の平均で8.4%、高等学校で3.8%だったそうです。
これは市町村別の発表がないので、上五島にそのまま当てはめるわけにはいかないのですが、これを知ってから、そうしたお子さんと出会えないかな?と思っていました。

せかい卵では放課後等デイサービスを運営していますが、
放課後等デイサービスとは別の形で、
別のお子さんにに出会う機会があればなあと思いました。

いわば、見えにくい「困っている感じ」のお子さんと出会うこと。発達の凸凹だって、目には見えにくいのですけれども、担任の先生が捉えた「学習面、行動面、対人関係、こだわり」といったものは、お子さんの出しているサインでもあるととらえることもできます。
そういうサインを出しているお子さんと出会う機会をどうやって作ればいいのかなと思い、この学習会を作りました。

たまごっこ学習会では、参加されているお子さんやそのご家族の困っていることが何か、面談を通して把握し、アセスメントを行いながら学習会を実施しています。
アセスメントを通じて、目の前にいるお子さんは何に困っているのかな?どんなアプローチがよいのかな?と計画を立てて進めることができます。

さて、その学習会を実施している上五島には
学校に通うお子さんは何人いるでしょうか?

上五島は五島列島の中の一つの島です。人口は19185人(2月の推計です)。
東京ドームの収容人数は55000人だそうですが、上五島の人口では満員にできません。両国の国技館(収容人数は11000人)ならいけます!

ちょっと話がずれましたが。
そのうち、学校に通うお子さんは
小学校は11校で、児童数は855人。
中学校は5校で、生徒数は534人。
公立高校は2校で、生徒数は521人。
特別支援学校分教室(高等部のみ)が9名。

合計1919人。

ちょうど、島の人口の10%です。
これに通信制高等学校の生徒さんが入ります。

数字や比率はサイズを知れるので目安として使いやすいですね。

ちなみに、上五島のお子さんに先ほどの、
「各担任等が指導するなかで、学習面、行動面、対人関係やこだわりに おいて「特別な教育的支援が必要」と思われる児童生徒」の数値を当てはめると、約150人になります。
目安ですけれども、そうしたことを想定しながら
誰と何を共有するか、を考えていきたいと思います。

というわけで、次回からは学習会の様子をお伝えいたします。


(引用をしたHP)
特別な教育的支援が必要な児童生徒に対する 実態調査の結果について
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2016/02/1455872039.pdf

長崎県HP 毎月の推計人口
http://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kenseijoho/toukeijoho/idojinko/278805.html

長崎県HP 学校基本調査
http://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kenseijoho/toukeijoho/gakkoukihon/
学校の状況をもっと知りたい方はこちらがいいですよ。
平成28年度長崎県学校別児童・生徒数等
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kanko-kyoiku-bunka/gakkokyoiku/edu_statistics/kihonkekka/263405.html

長崎県佐世保特別支援学校HP
http://www2.news.ed.jp/bunrui/syoukai/gaiyou/76805gaiyou/76805seitosuu/12193.html

(子どもの未来応援プロジェクトHP)
https://www.kodomohinkon.go.jp/



椿が咲いてました!

2017年3月2日木曜日

19の命 ~役に立つか立たないか、という価値観~


昨年7月、神奈川県で障害者殺傷事件が起きました。
19人の方々が亡くなりました。

この事件、報道の仕方や犯人の主張も含め、様々な問を投げかけており、
未だ、私たちの心の中で未消化なものがあるように思います。

ここでは、あまり多くは語れません。
私自身、未消化過ぎて、言葉にならないことが多いからです。

でも、あえてここで取り上げてみたいのは
一人でも多くの方に、この事件の投げかけている問について
あなたはどう感じますか?
あなたはどう考えますか?
と聞いてみたいからです。

私は、この中で出て来る
「社会の役に立つ・立たない」という言葉が引っかかっています。
私たちは、いつの間にか社会の役に立つか立たないかで人間の存在価値をはかってしまうような
そんな社会に生きているのでしょうか。

確かに、学校で子どもが
「将来、社会の役に立つ人間になりたいです!」
と言ったら
「そうか、えらいね」
とほめられたりするのかもしれないですね。
親だって、そんな言葉を聞いたら
「うちの子も大したこと言う」
なんて、誇らしげになるのかもしれない。

そんな私たち大人の評価が子どもの価値観を作っていくのですよね。
私たちの無意識の要求が、子どもたちの価値観に影響を及ぼしていると思うのです。

でも、大人の社会はもっと役に立つことを顕著に求められているのかもしれません。
会社で業績を伸ばせない人、役に立たない人は、リストラの対象になる?
「あの人、仕事できないよね」と影口を言われる?

どうしたら、役に立つ・立たないという理論から抜け出し
一人ひとりの存在の尊さにたどりつけるのでしょうか。
そうした議論をするとき、自分たちの置かれている立場や日常とは切り離された
どこかよそ事の理想論が繰り広げられていないでしょうか。

皆さんは、この事件から何をどう感じ、何を考えますか?

事件の概要等、詳しくは下記のHPをご覧ください。
そして、障害のある方、社会の在り方、社会の一員としてどうありたいか。
私たちの心の中にある差別、区別の意識。
そんなものに目を向ける時間をとっていただけたらと思います。

19の命
http://www.nhk.or.jp/d-navi/19inochi/


数の操作 10のまとまりの次は?

学習支援のタマです。 今回の記事は、算数です! 最近お子さんたちを見ていて、つまづきやすいのは ・繰り下がりのある引き算 ・割り算 ・計算の工夫 ・単位の換算 ・比の概念 です。 多分、この分野は、記号とお約束の通りに数を操作することがメインになるので、 自...