2014年3月9日日曜日

シフォンケーキ


今日は朝から大忙しでした。

午前中は、支援者養成講座「心のサインを活かすカウンセリング」の最終回。
そして、午後は浦桑子どもサポートセンターと、気になる子の学び適応支援。
さらに夕方にカウンセリング。
 分刻みスケジュールでバタバタと走り回っていたような気がします。

 そんな中、あるお母さんが手作りのシフォンケーキを持ってきてくださいました。
「皆さんでどうぞ。手作りだからふぞろいなんだけど。母が作ったんです」
と少し恥ずかしそうに紙袋を差し出してくれました。

そのお母さんは、つい先日カウンセリングを受けた方なんですが、
その時はいろいろあって動揺されていたのが
今日はとっても気持ちが落ち着いた様子でニッコリとされていました。
紙袋を受け取りながら、そのお母さんの「ありがとう」という声が聞こえたような気がしました。

紙袋の中には、大きくカットされたシフォンケーキが一つ一つ丁寧にラップされていました。
スタッフが持ち帰れるように……と配慮してくださったんですね。
しかも、「何も入れてないから、お子さんでも食べられますから一緒にどうぞ」と言ってくださいました。
私の娘が3才なので、娘が食べることまで気遣ってくださったんですね。

会場では、スタッフはずっとバタバタしっぱなしだったので、
包まれたシフォンケーキを一つずつ配って、みんな持ち帰りました。


帰宅してからいただきました。
お母さんのお母さんの手作りケーキ。
私はその方にお会いしたことはないけれど、ふわっふわのケーキを食べながら
なぜかその方をすごく身近に感じることが出来ました。
そして、持参してくださったお母さんの気遣いと誠実な優しさも
ふわふわと一口食べるごとに一緒に味わったような気がします。
心があったかくなって、ふわふわになった。
ごちそうさまでした。



食べ物って、すごいですね。
特に手作りの物はすごい!
「ありがとう」「大好き」「元気だせ」「がんばれ」
作り手のいろんな思いをしっかり相手に届けることができるんだよね。

ふと、うちのフリースペースで最後まで「子どもたちにおやつ出したい!」と言っていたスタッフのことを思い出しました。
きっと、彼女は子どもたちに食べ物が伝える思いやエネルギーを体感してほしかったのかもしれません。
子どもたちのアレルギーの問題があって、うちはおやつ提供を断念してしまったけれど、
やっぱりこういう食の原点・コミュニケーションの原点みたいなものは
しっかり子どもたちに伝えていきたいです。



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