2015年3月29日日曜日

それぞれの道へ?

春の見送り
といえばこれは上五島名物なのではないか??
と思うくらいになりました。

よく晴れた日に見送りをしに行きました。
島の方々が港に集まって
浦桑では見送り渋滞が発生したそうです!


移住して数年経って初めて準備の打合せをしました。
紙テープを購入する人
ペットボトルやひもや棒を準備する人
パネルを持ってきた人
そして船の上の人たちに手を振り続けました。
声をかけ続けました。
思わず涙まで出てしまいました。

しばしのお別れ、だけのはずなのに。
涙がぽろぽろでてきてしまいました。


さてそんな時に思い出すのはこの詩です。

「勧酒」という漢詩を訳した井伏鱒二氏の詩。


コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ



講談社文芸文庫「厄除け詩集」より


これは口に出せばわかるのですが…
さすが井伏鱒二さん。
五音と七音のリズムで滑らかに発音できるのです。
ここまで音を引き出す超訳は彼のものです。

花に嵐とは、綺麗なものもすぐに風が舞って吹き飛んでしまうということでしょう。
よいものともすぐにお別れがくるってことです。


つまり(ここからはちょっとむりやり)

変化は常にあるってことですね。
別れと出会いは変化の一つ。

どこで
どうやって
誰と
何をするのか

心から満足して選べるような人生であるには、変化が避けがたいです。
大人になれば「あ、あれが人生の分岐点だったなぁ」って思う事ありますもんね。


旅立った人たちに幸いあれ。
島に居る人たちに幸いあれ。

そんな春休みです。
仕事しなくちゃ(汗

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