今回は、一人称についてです。
日本語の一人称は、いろいろあります。
わたし
わたくし
おれ
われ
ぼく
ぼくちん
あたくし
あたし
われ
うち
おいら
小生
吾輩
拙者
自分
自分の名前
自分の名前+くん、ちゃん
苗字+名前
……
書き出してみただけで結構な種類がありました。
もっとあるよね、きっと。
この一人称は
場面に応じて使い分けるのがすごいところです!
そして、年齢によって呼び方も変わっていきますね。
みなさんはどこで、
どんな時に使い分けていますか?
そして、いつから今の一人称を使うようになりましたか?
思い出してみると
何か自分の変化のあった時期だったかもしれませんね。
ちなみに、一人称についてはちょっとこの前勉強してきたのですが
日本語では、
家庭内の一番下の人に呼称を合わせるという現象があるそうです。
たとえば、
父・母・子・子という家族構成があったとしたら、
下の子が母を「ママ」と呼ぶとします。
父を「パパ」と呼ぶとします。
そうすると、一番下の子に合わせて
母の一人称が「ママ」になりやすいのだそうです。
父の一人称も「パパ」になりやすいのだそうです。
祖父・祖母に当たる方がお孫さんと話しをするときには
「じーじがやってあげるからね」
「ばあちゃんにまかせておきなよ」
と言う感じで話すのを聞くこともあるかと思います。
さて、今回はそんな一人称にまつわる上五島でのお話です。
生粋の上五島の方とお話していたら
「わが〇〇〇〇〇〇……」(もう全然聞き取れませんでした)と
使う場面に遭遇しました。
ちなみにご年配の方です。
わたしは埼玉出身なのですが、
この「わが」は聞き覚えあります!
東北出身の友達も「わが×××××」(同じく聞き取れない)って話し出したことありました。
ただ、
上五島の「わが」は「waga」と言う感じで、音は短めです。
アクセントもあまり強くないです。
東北の友達はうろ覚えな記憶に寄れば、
「wa-ga」と「わ」と「が」の間を伸ばす感じで、
「wa」にアクセントついてました。
東北と言っても広いのですが、
その子がどこ出身だったかは思い出せないです……。
さて、「わが」っていう音が
「わたしが〇〇~」ということを指すのは文脈から想像できました。
でも
「わが」は
「わが」までで「わたし」なのか
「わ」が「わたし」で「が」は助詞なのか。
その区別はいまだわかりません。
インターネットで気になって調べてみましたが、
「わが」
「わ」
どちらも一人称で使う場合があるみたいです。
どっちなのかなー??
もっと声に耳を澄ませていきたいと思います!
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