2017年3月13日月曜日

たまごっこ学習会 白地図で勉強の回

この前のたまごっこ学習会は、
ちょっと緊張感がありました!

というのも、
お子さんと一緒に「県庁所在地クイズ」をやったからです。


最初に白地図で都道府県名と県庁所在地が書いてあるものを使って、
自分の今の状態を把握します。

たとえば、間違いやすいところを確認しあいます。
「群馬県の県庁所在地があぶなかったわー」
「島根と鳥取って、たまに迷うよね。どうやって覚えようか」
「四国ってさー、高知大きいよねぇ」
とやり取りを重ねつつ、
いろいろ言い合って他の人の覚え方を参考にしたり、教えあったりします。

ちなみに、島根と鳥取の位置がはっきりしないというので、
地図上でおさらい。

あるスタッフは
・島根は山口の右隣。
・島根には宍道湖がある。(=地図に湖がある)
・鳥取は島根の右隣。
と位置情報をメインに伝えていました。
字が読めて書けるからですね。

そこに、
・広の北が
という位置情報と文字情報が偶然一致しているのを使って、
フォローする別のスタッフがいました。

他にも、
県庁所在地と県名が一致しないときには、
県名と県庁所在地が同じところを確認します。
それから
違うところを確認しています。

あるいは、共通点を上げてまとめたりしますね。
・海なし県
・九州地方
といったように全体の情報を分割して提供します。

そういうことをしながら、
その子が「都道府県クイズしたい」と言ったのを変えて、
ちょっとゲーム性を取り入れて確認することにしました。
クイズをするには情報量が必要なのですが、
県庁所在地と都道府県名だけ覚えている状態だったので、
各自で全部の県庁所在地と都道府県名を言って、
地図を完璧に仕上げることを目標にします。

そうすると、お互いの弱みと強みを報告しあって、カバーする形が生まれます。
相手の情報を受け取って、分析するというという練習にもなります。

今回は順番に
白地図の都道府県を一つずつ選び、
「ここは○○県で県庁所在は○○です!」と言って、
紙に漢字を書き入れます。


スタッフが意識して仕掛けていたのは、
・知識を共有して楽しめること
・本人の弱みを伝えられるような形を作ったこと
・お互いの覚えてない所をカバーできること
・漢字の書きについては時間をとって待ったこと
です。

例えば、この時に「もっと字をきれいにかきなさい」等と言うとゲーム性の楽しみも落ちてしまいます。
また、こういう形で確認する時間をとることで、
「これ、覚えてないかも」と言いやすくなります。

勝負でもないので、
感じるのは多少のプレッシャーのみです。
それも、事前にある程度はおさらいできているので、
やろうかなという気持ちにもなりやすいです。


こうして、
3回目にしてやっと全員でパーフェクトを達成したのでした。
よかったよかった!

がんばったスタッフ。お疲れ様です。
この学習会は「子供の未来応援基金」によって助成を受け、実施しています。
ご興味を持たれた方、詳細はHPをどうぞ。
http://www.kodomohinkon.go.jp


2017年3月12日日曜日

子どもの未来応援基金「たまごっこ学習会」のきっかけ

お久しぶりです。
タマです。

小学生から高校生を対象にした、たまごっこ学習会というのを12月から始めています。

これは、国の子どもの未来応援プロジェクトの一つ、未来応援ネットワーク事業に採択されて実施しています。
新上五島町内、5地区で実施中です。
内閣府の助成金事業が採択されたので、学習会をしています。
有川・北魚目・新上五島・奈良尾・若松を月2回ずつ回ります。

「たまごっこ学習会」の名前は、
以前委託を受けた県の事業でつけてもらった名前です!
困っているお子さんに、
学校外での学習の場を増やす学習支援を行っていきます。

もともと学校の外で学習の場を増やすというのは
居場所支援の一つの方法でもあります。
誰かとの関係性が増える可能性があることで
心の置き所が増えるからです。
人間関係の網の目を増やしていくようなイメージです。

そして、学習支援ではお子さんの困っていることの原因が少しでもわかって、
それに基づいたアプローチを行って、
困っている感じが減ること。
それは学習活動で「できた!」「わかった!」「もっとやりたい!」と思える時間を作ることです。
そうした学校外の学習支援活動と、居場所作りを兼ねて実施している事業なのです。

今回は手始めに、始めるきっかけについて説明します。

きっかけは、この調査です。
長崎県で行われた「特別な教育的支援が必要な児童生徒に対する 実態調査の結果について」です。
これは平成27年11月に行われた長崎県内の小・中・高等学校の通常学級に在籍する児童生徒及び、高等学校が対象です。
「各担任等が指導するなかで、学習面、行動面、対人関係やこだわりに おいて「特別な教育的支援が必要」と思われる児童生徒」は小学校の平均で10.5%、中学校の平均で8.4%、高等学校で3.8%だったそうです。
これは市町村別の発表がないので、上五島にそのまま当てはめるわけにはいかないのですが、これを知ってから、そうしたお子さんと出会えないかな?と思っていました。

せかい卵では放課後等デイサービスを運営していますが、
放課後等デイサービスとは別の形で、
別のお子さんにに出会う機会があればなあと思いました。

いわば、見えにくい「困っている感じ」のお子さんと出会うこと。発達の凸凹だって、目には見えにくいのですけれども、担任の先生が捉えた「学習面、行動面、対人関係、こだわり」といったものは、お子さんの出しているサインでもあるととらえることもできます。
そういうサインを出しているお子さんと出会う機会をどうやって作ればいいのかなと思い、この学習会を作りました。

たまごっこ学習会では、参加されているお子さんやそのご家族の困っていることが何か、面談を通して把握し、アセスメントを行いながら学習会を実施しています。
アセスメントを通じて、目の前にいるお子さんは何に困っているのかな?どんなアプローチがよいのかな?と計画を立てて進めることができます。

さて、その学習会を実施している上五島には
学校に通うお子さんは何人いるでしょうか?

上五島は五島列島の中の一つの島です。人口は19185人(2月の推計です)。
東京ドームの収容人数は55000人だそうですが、上五島の人口では満員にできません。両国の国技館(収容人数は11000人)ならいけます!

ちょっと話がずれましたが。
そのうち、学校に通うお子さんは
小学校は11校で、児童数は855人。
中学校は5校で、生徒数は534人。
公立高校は2校で、生徒数は521人。
特別支援学校分教室(高等部のみ)が9名。

合計1919人。

ちょうど、島の人口の10%です。
これに通信制高等学校の生徒さんが入ります。

数字や比率はサイズを知れるので目安として使いやすいですね。

ちなみに、上五島のお子さんに先ほどの、
「各担任等が指導するなかで、学習面、行動面、対人関係やこだわりに おいて「特別な教育的支援が必要」と思われる児童生徒」の数値を当てはめると、約150人になります。
目安ですけれども、そうしたことを想定しながら
誰と何を共有するか、を考えていきたいと思います。

というわけで、次回からは学習会の様子をお伝えいたします。


(引用をしたHP)
特別な教育的支援が必要な児童生徒に対する 実態調査の結果について
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2016/02/1455872039.pdf

長崎県HP 毎月の推計人口
http://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kenseijoho/toukeijoho/idojinko/278805.html

長崎県HP 学校基本調査
http://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kenseijoho/toukeijoho/gakkoukihon/
学校の状況をもっと知りたい方はこちらがいいですよ。
平成28年度長崎県学校別児童・生徒数等
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kanko-kyoiku-bunka/gakkokyoiku/edu_statistics/kihonkekka/263405.html

長崎県佐世保特別支援学校HP
http://www2.news.ed.jp/bunrui/syoukai/gaiyou/76805gaiyou/76805seitosuu/12193.html

(子どもの未来応援プロジェクトHP)
https://www.kodomohinkon.go.jp/



椿が咲いてました!

2017年3月2日木曜日

19の命 ~役に立つか立たないか、という価値観~


昨年7月、神奈川県で障害者殺傷事件が起きました。
19人の方々が亡くなりました。

この事件、報道の仕方や犯人の主張も含め、様々な問を投げかけており、
未だ、私たちの心の中で未消化なものがあるように思います。

ここでは、あまり多くは語れません。
私自身、未消化過ぎて、言葉にならないことが多いからです。

でも、あえてここで取り上げてみたいのは
一人でも多くの方に、この事件の投げかけている問について
あなたはどう感じますか?
あなたはどう考えますか?
と聞いてみたいからです。

私は、この中で出て来る
「社会の役に立つ・立たない」という言葉が引っかかっています。
私たちは、いつの間にか社会の役に立つか立たないかで人間の存在価値をはかってしまうような
そんな社会に生きているのでしょうか。

確かに、学校で子どもが
「将来、社会の役に立つ人間になりたいです!」
と言ったら
「そうか、えらいね」
とほめられたりするのかもしれないですね。
親だって、そんな言葉を聞いたら
「うちの子も大したこと言う」
なんて、誇らしげになるのかもしれない。

そんな私たち大人の評価が子どもの価値観を作っていくのですよね。
私たちの無意識の要求が、子どもたちの価値観に影響を及ぼしていると思うのです。

でも、大人の社会はもっと役に立つことを顕著に求められているのかもしれません。
会社で業績を伸ばせない人、役に立たない人は、リストラの対象になる?
「あの人、仕事できないよね」と影口を言われる?

どうしたら、役に立つ・立たないという理論から抜け出し
一人ひとりの存在の尊さにたどりつけるのでしょうか。
そうした議論をするとき、自分たちの置かれている立場や日常とは切り離された
どこかよそ事の理想論が繰り広げられていないでしょうか。

皆さんは、この事件から何をどう感じ、何を考えますか?

事件の概要等、詳しくは下記のHPをご覧ください。
そして、障害のある方、社会の在り方、社会の一員としてどうありたいか。
私たちの心の中にある差別、区別の意識。
そんなものに目を向ける時間をとっていただけたらと思います。

19の命
http://www.nhk.or.jp/d-navi/19inochi/


2017年2月22日水曜日


2月14日……過ぎちゃったけど。
せかい卵の誕生日(設立記念日)でした!!!
5年目に入りました。

5年っていう言葉って、なんか1つの節目が来そうな感じしませんか?

本当なら、この4年間をじっくり振り返って、思い出に浸るところなんですけど。
いやいや、もうぜんっぜんそんな時間なくて……。
「あー、今日は2月14日だああ」って思ってる間に、終わっちゃいました(笑)。

今年の2月14日、皆さんはどこで何をしていましたか?
バレンタインだもんね。
ロマンチックな時間を過ごした人も、涙した人も、いろいろだったのかな?

私は、この日、長野県の松本市にある信州大学附属病院にいました。
この病院の「子どものこころの診療部」というところで、研修を受けていました。
発達や心の問題を抱えた子どもたち、親御さんたちが来るところ。
それを診察するのは……本田秀夫先生(精神科医)!

皆さん、本田秀夫先生ってご存知ですか?
私はこの方のファンでして(笑)。
それで松本のこの病院を研修先に選ぶほどね(笑)。

本田秀夫先生をご存じない方、ぜひググってください。
たくさんのご著書、講演、等等が出てきますよ。
発達障害に関して、日本で1、2を争うほどの方!と私は尊敬しているんです。

発達障害に関しては、多くの研究者も、精神科医も、支援者もいますが、
私が本田先生に惹かれたのは、子どもの立場に立って子どもと向き合い
保護者の迷いや気持ちも受け止めて
そのうえで、家庭や学校等、その子の環境を負荷の少ないものへと調整していく。
私にはそんな風にうつるんです。
そんな所が、私がこの仕事をするうえで大切にしていることでもあるから共感し、
それを成し遂げる本田先生を尊敬したんだと思います。

あと、研修を通してわかったこと。
それは、「ドクターの役割」というのを常に念頭においていらっしゃるということ。
当たり前のように聞こえるかもしれないけれど、私たちいつだって自分の立ち位置とか
目的とか、見失わないように気を付けていないと
簡単に見失ってしまうものだと思うのです。

NPOを立ち上げる時、ある方がこう言ってくださいました。
「何のために始めたのか、忘れないでほしい」と。
ずっと、この言葉を忘れず、立ち返りながら4年間やってきました。
そして、今回診察室の本田先生を見ていて「自分の役割」を把握して
適切に実行することの大切さを学びました。

最後に。
本田先生がおっしゃった言葉で印象的だったのは
「発達障害の支援において大切なのは、欲をかかないことです」
というもの。

これ、難しいです。
本人のために、良かれと思って……。
やってしまうこと、期待してしまうこと、ありますよね?
でも、その方が楽しく生きることが一番大切なのかもしれない。
そんな風に思う、設立記念日でありました。

5年目のせかい卵を、どうぞよろしくお願いします。



2017年1月7日土曜日


あけましておめでとうございます!

今日から本格的に新しい年を稼働しております。
皆さんは、お正月をどのように過ごされましたか?
私は、ゆっくりしたのは3日まで。
そのあとは、なんだかあわただしくて、あっという間に平日モードになってしまいました。
もったいな~い!

酉年の今年は、卵のイラストが入った年賀状が多かったですね。
せかい卵としては、親近感のわくイラストばかりで(笑)。
せかい卵の年賀状も、もちろん、卵!です。

せかい卵は、法人になってからもうすぐ4年です。
せかい卵っていう名前をつける時、いろんな言葉の意味とかイメージとか調べました。
今でも覚えているのは、「卵」って、その中に1つの完成された世界がある・1つの宇宙っていう意味でも使われること。

すごく興味深かったのを覚えています。
完成された世界って?
1つの宇宙って?

すごく気が遠くなるようなイメージでもありますが、
子宮もまた、宇宙に例えられることがありますね。
胎児は、握ったその手の中にすべてをもっている完全な存在なのだという話を聞いたことがあります。
お母さんのおなかからでてきて、その握った手を開いた時に失ったものを生涯かけて追い求めるのだとか。
だから、人間は不完全な存在なんでしょうかね。

って、これまたなんか気の遠くなるような話になってしまいましたが。
個人的には、鶏が先か、卵が先かっていうのは、すごーく気になります。

わからないことだらけの世界で、
正解のない世界で、
できる限りのことをやっていってみたいです。

今年もよろしくお願いいたします。


2016年11月10日木曜日

大型客船の寄港から

11月8日(火)、飛鳥が船崎の先に寄港しました。
そこから、中継用の船を使って、お客様が上五島の地を踏みました。

大変残念なことに
悪天候のため滞在時間は午前中のみ。
残念なことこの上ありませんでした。
ばたばたしすぎて、全然写真撮る時間がなかった……


わたしたちせかい卵で作っているジャムなどを販売してきました。


お客様とお話しできることも
楽しいことの一つです。
なかなか思っていることをうまくコンパクトに伝えるのって
難しいですね。



ちょっと話は変わりますが、移住して4年になります。
今回のように販売を通して、島外の方とお話しすると
上五島のよさをもっと伝えたいと思います。


というわけで
上五島で活動しているNPO法人せかい卵、
最近HPも更新されてます。
よかったら覗いてみてください!


2016年10月15日土曜日

ぴったり!

お買い物にいったんですよ!
夕飯のお買い物です。


レジで、
カードと間違えてなぜか1000円札を一枚、先にレジに出してしまいました。
レジの方も、カードだと思ったら1000円札だったので、そのまま。

わたしはそれからカードを探し出して、
無事にトレイに載せました。

お会計を待っていました。


すると……

お会計の金額が、
なんと1000円!



そして、
わたしの(うっかりとはいえ)
先に1000円札だけ出していたというぴったり!


消費税8パーセントのこのご時世に


こんな金額がレジに表示されるなんて
どれくらいの確率なのでしょうか。

あーびっくりした!


ね?

あけましておめでとうございます

せかい卵、7年目の春を迎えようとしています。 設立記念日は2月14日。 バレンタインデーと同じです! 私は、春にブログの更新をがんばるぞ! みたいなことを書いていましたが、全然書けませんでした。 …… その代わりと言っては何ですが 私の目標をここに書いておきます。...