報告です。
放デイを運営してきて3年が経ちます。
今後の課題が見えてきました。
ずばり、高校卒業後の進路です。
放デイおるたまの主たる利用者は中学生・高校生になりそうです。
というのも、
困っていることを伝えるための様々な状態
(例えば、登校渋り・不登校・対人トラブル・学習の遅れ等)
が生じ、関わる大人が困ってから
検査の実施や病院の受診になり、
その後の利用できる支援の一つとして放デイがあがってくるからです。
本人が困っているかもしれないと気づくのは、相当難しいと思っています。
だって、自覚があれば対策を打ちやすいじゃないですか。
というわけで、「身近なお子さんが困っていることを発見する」スキルというのはお子さんと関わっているお仕事の方には有った方がいいんだろうと思います。
というわけで、今年度は「その後の生き方」のモデルケースを見に行ってきました。
視察については、日本離島センターの離島人材育成基金助成事業による助成を受けています。
ありがとうございました!
タマはこちらへ伺いました。
・大阪市「自立支援 Maluhia」
大阪市内の中心部にあります。中はとてもおしゃれで、なごめる感じの場所でした。
・滋賀県東近江市「ジョブカレ」
ここは発達障害の方を対象にした自立支援を行っています。のんびりしたいい場所です。
スタッフアキはこちらへ伺いました。
・東京都福生市「青少年自立支援センター」
どちらもホームページを拝見して思い切って決めたのですが、丁寧にご対応くださいました。ありがとうございました!
次の投稿では、見てきた感想とその後の課題について書きます。
2018年3月5日月曜日
2018年2月26日月曜日
あっという間の6年目
こんにちわ。
久しぶりの投稿となりましたが……!
2月14日にせかい卵は6年目を迎えました!
NPO法人として、6年目も活動ができているというのは嬉しい限りです。
スタッフとして成長したかどうか、まだまだやることが山積みで判断ができないのですが、去年はいくつか資格をとりましたのでご報告します。
一つは、臨床発達心理士の資格をとりました。
発達って範囲が広いのですが、私にとっては興味深い事象です。
そこに理論があって、関わっている時にはありの目のように観察して、うううんんどういうことだろうか??と思っていても、離れた鳥の目で見ると理論の通りに大体なっている!というものでした。
この資格で発達についてもっと深く勉強していきたいと思います。
実践はつめていると思いますが、
発達だけ勉強していても、現場ではそれ以外の要素が多くあるので、もっともっと人生ずっと勉強でしょうね。
それはそれでワクワクすることです。
もう一つですが、児童発達管理責任者という福祉関係の実務経験の資格がとれました。
私はもともと教員免許を持っていて、そこから福祉の世界に踏み出したのですが、
教育の世界は文科省、福祉の世界は厚労省という管轄の違いがありまして、
互換性が少ないですが、業務としては対人支援という名目で大分重なるところがあります。
特に、学習支援をしていると、福祉の面から要請される学習支援にはどうしても対人支援の要素が強く出てくると感じます。
でも、対人支援って基礎にあるのはコミュニケーションですよね。
支援っていうとどうしても支援する方が強く感じられますけど、
コミュニケーションスキルが必須です。
日常でも、挨拶するとか、無駄話するとか、日常生活の潤滑油が必須なんだと思いました。
それ抜きにいきなり支援しますよ!みたいなことは難しいです。
だから、手間暇かかることなのかもしれませんね。
人の生活の時間をいくらか共有するわけですからね。
そして、資格ホルダーとしては
資格はその世界の入り口に過ぎないのだと思います。
何をしたいかという意志がとても大切なんだと改めて思いました。
意志あるところに道が拓けることって、あるんですね。
だから、意志をどうやって作っていくのかが大切なのでしょうね。
それって、なんでもそうなんですけど。
スタート地点に立つまでと、
スタート地点に立ってからでは
見える世界が変わったように思います。
せかい卵は6年目、どこへ向かうのかな??
久しぶりの投稿となりましたが……!
2月14日にせかい卵は6年目を迎えました!
NPO法人として、6年目も活動ができているというのは嬉しい限りです。
スタッフとして成長したかどうか、まだまだやることが山積みで判断ができないのですが、去年はいくつか資格をとりましたのでご報告します。
一つは、臨床発達心理士の資格をとりました。
発達って範囲が広いのですが、私にとっては興味深い事象です。
そこに理論があって、関わっている時にはありの目のように観察して、うううんんどういうことだろうか??と思っていても、離れた鳥の目で見ると理論の通りに大体なっている!というものでした。
この資格で発達についてもっと深く勉強していきたいと思います。
実践はつめていると思いますが、
発達だけ勉強していても、現場ではそれ以外の要素が多くあるので、もっともっと人生ずっと勉強でしょうね。
それはそれでワクワクすることです。
もう一つですが、児童発達管理責任者という福祉関係の実務経験の資格がとれました。
私はもともと教員免許を持っていて、そこから福祉の世界に踏み出したのですが、
教育の世界は文科省、福祉の世界は厚労省という管轄の違いがありまして、
互換性が少ないですが、業務としては対人支援という名目で大分重なるところがあります。
特に、学習支援をしていると、福祉の面から要請される学習支援にはどうしても対人支援の要素が強く出てくると感じます。
でも、対人支援って基礎にあるのはコミュニケーションですよね。
支援っていうとどうしても支援する方が強く感じられますけど、
コミュニケーションスキルが必須です。
日常でも、挨拶するとか、無駄話するとか、日常生活の潤滑油が必須なんだと思いました。
それ抜きにいきなり支援しますよ!みたいなことは難しいです。
だから、手間暇かかることなのかもしれませんね。
人の生活の時間をいくらか共有するわけですからね。
そして、資格ホルダーとしては
資格はその世界の入り口に過ぎないのだと思います。
何をしたいかという意志がとても大切なんだと改めて思いました。
意志あるところに道が拓けることって、あるんですね。
だから、意志をどうやって作っていくのかが大切なのでしょうね。
それって、なんでもそうなんですけど。
スタート地点に立つまでと、
スタート地点に立ってからでは
見える世界が変わったように思います。
せかい卵は6年目、どこへ向かうのかな??
2017年9月16日土曜日
台風18号
久しぶりに新上五島町も暴風域・強風域の中にすっぽり入っています。
今は嵐の前の静けさ、というやつなのか
風もなく静かです。
時折、外からとんかんとんかん音がするんですけど
多分、外板を打ち付けているんだと思います。
今日は船も全て欠航です。
島は久々に孤島になりました。
備えあれば憂いなし!
と思ってスーパーに行ったら
なぜかパンが売り切れていました。
地元の方に聞いたら、
台風だとパンとカップラーメンが売り切れるのが早いそうです。
でも、ちょっとドキドキしています。
台風のコースにお家がある皆さんもそうですよね。
避難経路と
避難場所の確認はお済みでしょうか?
今日は放デイおるたま榎津とたまごっこ学習会のの開催日です。
今のところ、長崎県全域では強風・波浪・雷注意報が出ています。
強風・波浪警報は、気象庁の予報だと夜になってから出るかもしれない、
という見込みなのですが、迅速な判断を心がけて対応いたします。
今日の予定事業は警報が出た時点で中止にします。
皆様も、どうぞお気をつけて。
今は嵐の前の静けさ、というやつなのか
風もなく静かです。
時折、外からとんかんとんかん音がするんですけど
多分、外板を打ち付けているんだと思います。
今日は船も全て欠航です。
島は久々に孤島になりました。
備えあれば憂いなし!
と思ってスーパーに行ったら
なぜかパンが売り切れていました。
地元の方に聞いたら、
台風だとパンとカップラーメンが売り切れるのが早いそうです。
でも、ちょっとドキドキしています。
台風のコースにお家がある皆さんもそうですよね。
避難経路と
避難場所の確認はお済みでしょうか?
今日は放デイおるたま榎津とたまごっこ学習会のの開催日です。
今のところ、長崎県全域では強風・波浪・雷注意報が出ています。
強風・波浪警報は、気象庁の予報だと夜になってから出るかもしれない、
という見込みなのですが、迅速な判断を心がけて対応いたします。
今日の予定事業は警報が出た時点で中止にします。
皆様も、どうぞお気をつけて。
2017年9月15日金曜日
たまごっこ学習会 マンツーマンじゃ、ダメですか?
一回、タイトルだけで投稿していました(苦笑)
すみません。
さて、たまごっこ学習会でも、学習支援でも、
子どもたちが学習活動を行う中で必ずと言っていいほど言ってくる言葉があります。
「ねぇ。友達もさそいたーい!」
とか
「一人じゃいやだ!」
です。
最初からこんなこと言う子はいません。
多分、最初はそれなりに困っていることがあって
それが言葉にできないまま
学習会に来るようになって……
と自分のことで精いっぱいだろうし、
初めて会うスタッフとどうやって人間関係作っていこうかとか
つまり
余裕がないからでしょう。
それに、
私自身、家庭教師や塾での1対1を経て言葉に浮かんでくることは……
人は集団の中で伸びる
です。
え?
って思うかもしれませんが、
学習活動においては子ども同士の影響の方が、
大人から受ける影響よりもはるかに大きいようです。
私は同じ教材を使っていても、
個別に声掛けを変えていたり、
解き方を違うやり方で教えていたりするのですが
(それは、個人が持っている個性と、個人が到達している学習度によります。)
そういうのを耳をダンボのようにして聞いているらしいです。
そうやって、耳からも情報を入れて、目からも情報を入れていくっていう学習会は
なんでわからないんだろう……
が
わかりたい!!
つながっていってるのかなぁと思います。
それに、自分が直接言われるよりも、人が言われてるのを聞いてる方が、気楽に聞けるからかもしれませんね。
だから、
他の子どもたちへの意識が向いてきたときには
刺激が欲しいってことかな、と思いつつ
それを知的好奇心の方へどうやって接続しようかなと
いつも頭をうんうんひねっています。
学習支援については、
これはただの経験則に過ぎませんが、
お子さんの時期や科目によってマンツーマンがいい時もあれば
みんなで一緒にやるのがいい時期や科目があるように思います。
基本的には、自信が持てなくなってる時は個別がいいです。
他の人と比べなくていい時間が必要なことが多いです。
そういうのではなくて、
とにかく勉強に意識が向かないんですっていう場合には、
ある程度の集団で学習支援を行う方が、いい効果が生まれやすいです。
たまごっこ学習会の助成に関してはこちらです。
子どもの未来応援プロジェクトHP
https://www.kodomohinkon.go.jp/
すみません。
さて、たまごっこ学習会でも、学習支援でも、
子どもたちが学習活動を行う中で必ずと言っていいほど言ってくる言葉があります。
「ねぇ。友達もさそいたーい!」
とか
「一人じゃいやだ!」
です。
最初からこんなこと言う子はいません。
多分、最初はそれなりに困っていることがあって
それが言葉にできないまま
学習会に来るようになって……
と自分のことで精いっぱいだろうし、
初めて会うスタッフとどうやって人間関係作っていこうかとか
つまり
余裕がないからでしょう。
それに、
私自身、家庭教師や塾での1対1を経て言葉に浮かんでくることは……
人は集団の中で伸びる
です。
え?
って思うかもしれませんが、
学習活動においては子ども同士の影響の方が、
大人から受ける影響よりもはるかに大きいようです。
私は同じ教材を使っていても、
個別に声掛けを変えていたり、
解き方を違うやり方で教えていたりするのですが
(それは、個人が持っている個性と、個人が到達している学習度によります。)
そういうのを耳をダンボのようにして聞いているらしいです。
そうやって、耳からも情報を入れて、目からも情報を入れていくっていう学習会は
なんでわからないんだろう……
が
わかりたい!!
つながっていってるのかなぁと思います。
それに、自分が直接言われるよりも、人が言われてるのを聞いてる方が、気楽に聞けるからかもしれませんね。
だから、
他の子どもたちへの意識が向いてきたときには
刺激が欲しいってことかな、と思いつつ
それを知的好奇心の方へどうやって接続しようかなと
いつも頭をうんうんひねっています。
学習支援については、
これはただの経験則に過ぎませんが、
お子さんの時期や科目によってマンツーマンがいい時もあれば
みんなで一緒にやるのがいい時期や科目があるように思います。
基本的には、自信が持てなくなってる時は個別がいいです。
他の人と比べなくていい時間が必要なことが多いです。
そういうのではなくて、
とにかく勉強に意識が向かないんですっていう場合には、
ある程度の集団で学習支援を行う方が、いい効果が生まれやすいです。
たまごっこ学習会の助成に関してはこちらです。
子どもの未来応援プロジェクトHP
https://www.kodomohinkon.go.jp/
2017年9月8日金曜日
夏休みも たまごっこ学習会
夏休みは過ぎていきました・・・
みなさん、それぞれの課題を持って勉強に励んでいましたが
さてここで気づいたことを一つ。
私は常々、間違いはわかるまでのステップの一つだと思っています。
間違い方から修正して生み出される対策は、
その子の対応力になるので、
間違えても自分でなんとかできる!
という意欲が生まれると思います。
Aのやり方がダメだったから、Bにしてみよう。
というチャレンジはありだと思います。
先生は最初から一つの道筋を教えてくれます。
ですが、先生は教えるプロなので、その道は「知らぬ間に」整っています。
先生たちが勉強すればするほど、研究すればするほど、洗練されていきます。
一方、初めて教わることは、お子さんにとっては獣道です。
道なき道にいきなりコンクリートで整備された道はできません。
いくら要求しても、出て来ないのです。
だから、義務教育は9年あるんです。
それ以上の高等教育機関は、3年以上あるのです。
自分で一歩ずつ踏みしめて、
振り返るとできた道だけしか、
身に付いたことにならないのでしょうね。
先生が教えてくれたことの意味づけや理解は、
いつも必ず遅れてやってきます。
その場でわかったことは、先生の補助があって、教室の雰囲気があって、なんとなく意識せぬままできたのです。
それまでにやり方を覚えておいて意味が後から立ち上がったり、
あるいは、先生の意図していることを予想して答えられるようになったりしていきます。
つまり、学ぶ方法が一つだけということにはならないのです。
先生が違えば、その先生が教えたことに対応する子供たちの理解プロセスだって
本当は変わってくるはずなんです。
それに、教わったことを自分一人で再現するまでには、長い時間がかかります。
その時間が人と比べて短いとか
その時間が不要な人が
「頭がいい」って言われるのかもしれませんね。
だからもし、
お子様が問題を解いているときに間違えてしまったときには、
「なんで間違えるんだ!」ではなくて
「じゃあ、間違えたところは一緒にやってみようか?」と次へつながる言葉をかけてみてください。
間違えるには理由があります。
その理由が、もしかしたらそのお子さんを形作る個性の一部かもしれません。
お子さんの近くにいる保護者の方は、そのお子さんの専門家です。
先生は教える専門家です。
だから、違う視点でそれぞれの見方がつながった時に、
思いもよらぬお子さんの像が立ち上がってくる瞬間がありますよ。
さて、お子さんたちの表現の導入に使った「キャット&チョコレート」というボードゲームを紹介します。
「話す」ことの重要性が言われて久しいですが、
・何を話すのか
・どうやって話すのか
・整合性があるか
・聞き手を意識しているか
等で伝わり方が変わってきます。
これは「何を話すのか」「整合性があるか」「聞き手を意識しているか」というのを客観的に見れます。
お題に沿って持っているカードを選び、ピンチを脱出する!
というもので、その子の発想や、カードの選び方の整合性、聞き手を引き付ける話し方、等をお互いに確認できます。
大人も子供も一緒にできるので、大人が四苦八苦する姿を見たり、「自分だったらこうするな」等と振り返ったりしやすいようです。
ルールは特に設けませんが、「人の発想をバカにしない」というのだけは徹底します。
これは大人がやれば、子供に伝わります。
「ああ、私はこういう部分がいいと思った!」と私が思ったことや、
「うーん、これはどういうことかもう一度教えてほしいな」等いった要求を伝える練習にもなります。
(ちなみに、全員に実施しているわけではなく、そういった課題があったほうがいいと判断したお子さんに、プログラムを作って実施しています。)
これは勝ち負けがわかるようになっているのですが、
終わった後はどちらかといえば、
このお題の時はどうするかなぁ……
という考えを深める方向に向かっていきました。
自分で考えるとは、さすが学習会に来てるだけあります!!
さんきゅー!
たまごっこ学習会の助成に関してはこちらです。
子どもの未来応援プロジェクトHP
https://www.kodomohinkon.go.jp/
みなさん、それぞれの課題を持って勉強に励んでいましたが
さてここで気づいたことを一つ。
私は常々、間違いはわかるまでのステップの一つだと思っています。
間違い方から修正して生み出される対策は、
その子の対応力になるので、
間違えても自分でなんとかできる!
という意欲が生まれると思います。
Aのやり方がダメだったから、Bにしてみよう。
というチャレンジはありだと思います。
先生は最初から一つの道筋を教えてくれます。
ですが、先生は教えるプロなので、その道は「知らぬ間に」整っています。
先生たちが勉強すればするほど、研究すればするほど、洗練されていきます。
一方、初めて教わることは、お子さんにとっては獣道です。
道なき道にいきなりコンクリートで整備された道はできません。
いくら要求しても、出て来ないのです。
だから、義務教育は9年あるんです。
それ以上の高等教育機関は、3年以上あるのです。
自分で一歩ずつ踏みしめて、
振り返るとできた道だけしか、
身に付いたことにならないのでしょうね。
先生が教えてくれたことの意味づけや理解は、
いつも必ず遅れてやってきます。
その場でわかったことは、先生の補助があって、教室の雰囲気があって、なんとなく意識せぬままできたのです。
それまでにやり方を覚えておいて意味が後から立ち上がったり、
あるいは、先生の意図していることを予想して答えられるようになったりしていきます。
つまり、学ぶ方法が一つだけということにはならないのです。
先生が違えば、その先生が教えたことに対応する子供たちの理解プロセスだって
本当は変わってくるはずなんです。
それに、教わったことを自分一人で再現するまでには、長い時間がかかります。
その時間が人と比べて短いとか
その時間が不要な人が
「頭がいい」って言われるのかもしれませんね。
だからもし、
お子様が問題を解いているときに間違えてしまったときには、
「なんで間違えるんだ!」ではなくて
「じゃあ、間違えたところは一緒にやってみようか?」と次へつながる言葉をかけてみてください。
間違えるには理由があります。
その理由が、もしかしたらそのお子さんを形作る個性の一部かもしれません。
お子さんの近くにいる保護者の方は、そのお子さんの専門家です。
先生は教える専門家です。
だから、違う視点でそれぞれの見方がつながった時に、
思いもよらぬお子さんの像が立ち上がってくる瞬間がありますよ。
さて、お子さんたちの表現の導入に使った「キャット&チョコレート」というボードゲームを紹介します。
「話す」ことの重要性が言われて久しいですが、
・何を話すのか
・どうやって話すのか
・整合性があるか
・聞き手を意識しているか
等で伝わり方が変わってきます。
これは「何を話すのか」「整合性があるか」「聞き手を意識しているか」というのを客観的に見れます。
お題に沿って持っているカードを選び、ピンチを脱出する!
というもので、その子の発想や、カードの選び方の整合性、聞き手を引き付ける話し方、等をお互いに確認できます。
大人も子供も一緒にできるので、大人が四苦八苦する姿を見たり、「自分だったらこうするな」等と振り返ったりしやすいようです。
ルールは特に設けませんが、「人の発想をバカにしない」というのだけは徹底します。
これは大人がやれば、子供に伝わります。
「ああ、私はこういう部分がいいと思った!」と私が思ったことや、
「うーん、これはどういうことかもう一度教えてほしいな」等いった要求を伝える練習にもなります。
(ちなみに、全員に実施しているわけではなく、そういった課題があったほうがいいと判断したお子さんに、プログラムを作って実施しています。)
これは勝ち負けがわかるようになっているのですが、
終わった後はどちらかといえば、
このお題の時はどうするかなぁ……
という考えを深める方向に向かっていきました。
自分で考えるとは、さすが学習会に来てるだけあります!!
さんきゅー!
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2017年8月14日月曜日
7月の上京 たまごっこ学習会の可能性
タマです。
7月30日のイベントの直前まで、タマは東京に滞在していました。
といっても、弾丸滞在でちょっとしかいられなかったのですが、とある研究会に参加してきました。
それがすごく良かったのでご紹介です。
全国情緒障害研究協議会→HP(クリックすると別窓で開きます)
に参加していました。
主として通級や支援級を担当する先生方の研究会です。
今年のテーマは「共生社会の形成のために果たす学校教育の役割~自閉症スペクトラムを中心とする特別支援教育における指導者の専門性とは~」というものでした。
東京都内の学校での事例発表を聞いたのですが、学校に生徒がたくさんいる都市部と比較すれば、上五島は状態が異なります。
状態から考えれば、都市部で求められる専門性と地方で求められる専門性の種類が違うのdでしょうね。
また、特別支援教育も、持たされている内容がどんどん変化していっていることがわかりました。
例えば、去年の文部科学省の中央審議会の特別教育部会のとりまとめ報告の中には、次のような一文がありました。
「特別支援教育は、障害のある子供たちへの教育にとどまらず、障害の有無やそ
の他の個々の違いを認め合いながら様々な人々が生き生きと活躍できる社会を形成し
ていく上での基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味
を有している。」
(元の報告書はこちらから読めます。クリックすると別窓が開きます)
そう、特別支援教育のエッセンスは、多様性を確保するための入り口のようなものです。あった方が役に立つことが多いです。
私は福祉的な第三の居場所作りの一つの方法として学習支援を実施しているので、特別支援教育的な視点=福祉的な支援と教育的な方法という風にとらえています。
これは今実施している「たまごっこ学習会」がどのようなものかということにもつながります。
まず、福祉とはなんでしょうか?
福祉とは幸せや豊かさです。
だから、福祉が充実している=誰にとっても過ごしやすい・生活しやすいということです。そのために、「たまごっこ学習会」は放課後・長期休暇中の居場所作りという形をとりました。そして、送迎できるようにしました。
そして、学習における幸せは、学習で設定された目標を達成できるようになることです。学習における豊かさというのは、お子さんの知的好奇心を育む仕組みが作れることかなと思います。
お子さんの中で勉強をやりたくない!という子は本当に稀です。
自分のできる範囲でわかった、できた、やれた!という経験がある子は、その自分のできる範囲であるということを知ると存分に取り組みます。
特に「ここは学習会です」という看板を掲げているので、勉強したくない時間は多少あっても、勉強しないということはありません。これも環境調整のうちの一つです。
また、ご本人の様子や状態を見て、色々な角度からの学習方法を提供します。そこは療育的な手法でアプローチします。つまり、発達の段階に応じて適切な学習方法を選択し、他のよけいな刺激をいれません。寺子屋方式はその点、理にかなっていると思います。少人数で自分のやれる範囲のことをやっていくように設計し、必要な時を自分で選び、支援の要請をすることで、自発的に学習を進められるようにしています。
というわけで、現在では、勉強できない状態というのは本人だけの問題に収めきれないはずなのです。指導・支援に関わる人や、物理的な環境で可変的な課題として検討の俎上にのせられるはずなんです。
よーし、最後まで走りぬいてがんばるぞー!!とエールをもらったような気分で、東京を後にしたのでした。
たまごっこ学習会の助成に関してはこちらです。
子どもの未来応援プロジェクトHP
https://www.kodomohinkon.go.jp/
7月30日のイベントの直前まで、タマは東京に滞在していました。
といっても、弾丸滞在でちょっとしかいられなかったのですが、とある研究会に参加してきました。
それがすごく良かったのでご紹介です。
全国情緒障害研究協議会→HP(クリックすると別窓で開きます)
に参加していました。
主として通級や支援級を担当する先生方の研究会です。
今年のテーマは「共生社会の形成のために果たす学校教育の役割~自閉症スペクトラムを中心とする特別支援教育における指導者の専門性とは~」というものでした。
東京都内の学校での事例発表を聞いたのですが、学校に生徒がたくさんいる都市部と比較すれば、上五島は状態が異なります。
状態から考えれば、都市部で求められる専門性と地方で求められる専門性の種類が違うのdでしょうね。
また、特別支援教育も、持たされている内容がどんどん変化していっていることがわかりました。
例えば、去年の文部科学省の中央審議会の特別教育部会のとりまとめ報告の中には、次のような一文がありました。
「特別支援教育は、障害のある子供たちへの教育にとどまらず、障害の有無やそ
の他の個々の違いを認め合いながら様々な人々が生き生きと活躍できる社会を形成し
ていく上での基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味
を有している。」
(元の報告書はこちらから読めます。クリックすると別窓が開きます)
そう、特別支援教育のエッセンスは、多様性を確保するための入り口のようなものです。あった方が役に立つことが多いです。
私は福祉的な第三の居場所作りの一つの方法として学習支援を実施しているので、特別支援教育的な視点=福祉的な支援と教育的な方法という風にとらえています。
これは今実施している「たまごっこ学習会」がどのようなものかということにもつながります。
まず、福祉とはなんでしょうか?
福祉とは幸せや豊かさです。
だから、福祉が充実している=誰にとっても過ごしやすい・生活しやすいということです。そのために、「たまごっこ学習会」は放課後・長期休暇中の居場所作りという形をとりました。そして、送迎できるようにしました。
そして、学習における幸せは、学習で設定された目標を達成できるようになることです。学習における豊かさというのは、お子さんの知的好奇心を育む仕組みが作れることかなと思います。
お子さんの中で勉強をやりたくない!という子は本当に稀です。
自分のできる範囲でわかった、できた、やれた!という経験がある子は、その自分のできる範囲であるということを知ると存分に取り組みます。
特に「ここは学習会です」という看板を掲げているので、勉強したくない時間は多少あっても、勉強しないということはありません。これも環境調整のうちの一つです。
また、ご本人の様子や状態を見て、色々な角度からの学習方法を提供します。そこは療育的な手法でアプローチします。つまり、発達の段階に応じて適切な学習方法を選択し、他のよけいな刺激をいれません。寺子屋方式はその点、理にかなっていると思います。少人数で自分のやれる範囲のことをやっていくように設計し、必要な時を自分で選び、支援の要請をすることで、自発的に学習を進められるようにしています。
というわけで、現在では、勉強できない状態というのは本人だけの問題に収めきれないはずなのです。指導・支援に関わる人や、物理的な環境で可変的な課題として検討の俎上にのせられるはずなんです。
よーし、最後まで走りぬいてがんばるぞー!!とエールをもらったような気分で、東京を後にしたのでした。
たまごっこ学習会の助成に関してはこちらです。
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2017年8月2日水曜日
7月30日「つみきのそのさんと積み木で遊ぼう!」にご来場ありがとうございました!
さて、ブログでも告知していた7月30日のイベント
「つみきのそのさんと積み木で遊ぼう!」には多くの方々が足を運んでくださいました!
午前の部、神山保育所では28名の参加がありました。
久々に神山保育所は満杯になりました。
みんなで作ったタワーの中でそのさんが何やらしています。えええ?タワーに穴が開いちゃうじゃないの!!
午後は、石油備蓄記念会館の2階大会議室で48名の方が参加!
「つみきのそのさんと積み木で遊ぼう!」には多くの方々が足を運んでくださいました!
午前の部、神山保育所では28名の参加がありました。
久々に神山保育所は満杯になりました。
みんなで作ったタワーの中でそのさんが何やらしています。えええ?タワーに穴が開いちゃうじゃないの!!
![]() |
子どもたちも目が釘付けです。 |
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そのさん、何をしているの?? |
午後は、石油備蓄記念会館の2階大会議室で48名の方が参加!
大きく使ってドミノをみんなで作りました。これも、作り方に秘密があって、小さい子でもわかりやすく積めるようにそのさんが声を掛けたらあっという間にできちゃった!
![]() |
なんで伏せてるお子さんがいるかと言えば、その方がドミノを楽しめるからですよ! |
![]() |
いい顔ですねぇ! |
ドミノの後はタワーを作りました。
写真を撮れなかったのですが、壊れたタワーの後の積み木に寝ころぶ子供がいましたよ。
いたくないんですって。
写真を撮れなかったのですが、壊れたタワーの後の積み木に寝ころぶ子供がいましたよ。
いたくないんですって。
積み木は五感を養う遊具として、かなりいいものだと改めて思いました。
空間の認知、積み上げる感覚、手触り、壊れた時の取り組み方、イメージしたものを作る力、見立て等、積み木を積む中で育まれる協調性等、ちょっと思いついただけでも、たくさんのことができます。保育士さんならアイデアがたくさん浮かぶのではないでしょうか?
五感を養う遊び、というのも最近ではお金を出して買うようなものになっています。
そこにも経済的な格差からの影響が生じやすくなっていると言えます。
島で育つ子供たちがそういった影響を受けにくくするためにも、島に住む人たちと一緒にできることをやっていければと思います!
せかい卵は、上五島に住むお子さんとその保護者の方のために、上五島で一緒に歩んでいきます。
この「つみきのそのさんと積み木で遊ぼう!」は子供の未来応援基金の支援を受け実施しました。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kodomohinkon.go.jp/
この「つみきのそのさんと積み木で遊ぼう!」は子供の未来応援基金の支援を受け実施しました。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kodomohinkon.go.jp/
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あけましておめでとうございます
せかい卵、7年目の春を迎えようとしています。 設立記念日は2月14日。 バレンタインデーと同じです! 私は、春にブログの更新をがんばるぞ! みたいなことを書いていましたが、全然書けませんでした。 …… その代わりと言っては何ですが 私の目標をここに書いておきます。...
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最近、ブログの投稿が滞っていまして失礼しました! せかい卵は元気に活動しております。 助成事業が進行中です。 町内を回って学習会を展開しています。 今は町内で20名くらいのお子さんが参加してくださっています。 ありがたいことですね。 学習会はいわゆる寺子屋方式です...
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現在採択を受けて「子どもの未来応援基金」の事業を進めています。 その一環として、7月30日にお子様・保護者様・現場の方向けのイベントを開催することにしました。 静岡県内を中心に活躍中の「つみきのそのさん」をお呼びして 積み木でダイナミックに遊びます。 遊び、というと軽...
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せかい卵、7年目の春を迎えようとしています。 設立記念日は2月14日。 バレンタインデーと同じです! 私は、春にブログの更新をがんばるぞ! みたいなことを書いていましたが、全然書けませんでした。 …… その代わりと言っては何ですが 私の目標をここに書いておきます。...